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イソフラボン(大豆イソフラボン)

イソフラボン いそふらぼん isoflavones

イソフラボン(類)は、植物に含まれる抗酸化物質であるポリフェノールのフラボノイド系に属する色素成分です。女性ホルモンに化学構造が似ているため植物性エストロゲンと呼ばれ、その代表格として大豆に含まれる大豆イソフラボンが知られています。更年期障害、生理不順、骨粗しょう症、前立腺ガンなどの改善に効果があるといわれ、更年期の女性に有効なだけでは無く、男性にも有効な成分であると考えられます。

大豆イソフラボンはフィトエストロゲンの代表

大豆イソフラボンに含まれるゲニステインやダイゼインなどは、体内でつくられる女性ホルモン(エストロゲン)と似た作用を持ち、抗酸化や抗ガンの作用もあります。イソフラボンのこの効力は、本物のエストロゲンと比較すると500分の1~1000分の1であるため、穏やかに作用します。

イソフラボンの 【おもな働き】

*
女性ホルモン様の作用
  • イソフラボンの代表的成分は、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインなど。いずれも女性ホルモン様の作用があります。
  • 更年期障害の軽減
  • 骨粗しょう症の予防  など
抗酸化...
抗ガン...
check point :
大豆イソフラボンはイソフラボンの代表。穏やかな女性ホルモン様作用。豊胸・更年期障害・コレステロール抑制・動脈硬化・骨粗しょう症・生理不順・ガン・前立腺ガン・乳がん・子宮ガン
出典:

イソフラボンの【効果】

製薬関係 Web情報

亜麻リグナンとイソフラボンの併用によるマウス実験で効果的な示唆を確認

http://www.suntory.co.jp/news/2003/8409.html

大豆イソフラボンは人間にも効果があるのか?

http://www.meiji.co.jp/etc/ishoku/200307/oa3.html
サプリメント・健康食品関係 Web情報

女性ホルモン様の作用

  • 更年期諸症状の予防、改善
  • 閉経後の諸症状の緩和(ほてり、イライラ、頭痛など)
  • 骨からのカルシウム溶出を抑制、骨粗しょう症(骨粗鬆症)を予防
  • ホルモン不足に起因する免疫力低下の改善
  • ホルモン低下による「しわ」「たるみ」の改善。「美肌」に効果
  • ホルモン低下による生理不順の改善

SODの働きを良くし、過酸化脂質の発生を抑制する

(抗酸化作用による生活習慣病の予防)
  • 血中コレステロール値を下げる
  • 中性脂肪値を下げる
  • 動脈硬化を予防

ガン(ホルモン依存性のガン)の予防

  • エストロゲン過剰はホルモン依存性ガンのリスクを高めますが、イソフラボンの抗エストロゲン作用はこのリスクを低減する
  • 前立腺ガン(前立腺癌)の予防
  • 乳がん(乳癌)
  • 子宮ガン(子宮癌)

血中アルコール値を下げる

  • 悪酔い、二日酔い予防防止
摂取食物からの効果 Web情報
更年期障害
血圧やコレステロール値の改善
大豆イソフラボンのII型糖尿病に対しての有効性示唆
動脈硬化
閉経後の骨粗しょう症(骨粗鬆症)の予防
生理不順
ガン(癌)
前立腺ガン(前立腺癌)
乳がん(乳癌)
子宮ガン(子宮癌)
子宮ガン(子宮癌)

イソフラボンの【性質】

  • 無色~淡黄色の色素

イソフラボンの【摂取】

  • イソフラボン(類)は、緑豆、大豆、レッドクローバー、葛、カンゾウなどのマメ科の植物に多く含まれており、特に、大豆胚芽、ガウクルア、葛の根に多く含まれていると言われています。
  • イソフラボンには、分子量が大きく糖が付いている「グリコシド型」と、分子量が小さく糖が外れている「アグリコン型」の2種類があります。摂取すると腸内細菌等の作用により糖部分が分離したアグリコン型(糖が外れた構造)になって消化管から吸収されます。
  • グリコシド型は、腸内細菌の力で糖を外さないと吸収出来ないため、吸収力に個人差が大きいと言われています。
  • アグリコン型は、そのままで吸収出来るだけでなく、その吸収率も高いと言われています。
  • 食物でアグリコン型のイソフラボンを含むものは「味噌」です。味噌は発酵の段階で、麹によって糖が外されています。
  • イソフラボンは「苦み」や「えぐみ」の元であるため、加工食品(例:豆腐)では、取り除かれていることがあります。このため、通常の食品を食べるかぎりでは、過剰摂取の心配はないようですが、サプリメントのような濃縮物の場合は、摂取量に注意しましょう。
    腸内細菌によってエストロゲン作用等がより強力なイコール(Equol)が作られますが、欧米人に比べ日本人は作りやすい体質の人が多いそうです。(エストロゲン過剰によるガン発症リスクが高くなる報告があります)
  • アレルギー疾患を持つ人、妊婦・授乳婦は、通常の食事で摂る以上の大量摂取は避けた方が良いようです。

イソフラボンを過剰に摂取した場合【副作用】

  • 豆腐なら150g(半丁)、きな粉なら20g(大さじ2弱)、納豆なら60g(1パック)くらいが適量とされています。また、(大豆)イソフラボンは2~3日で体外に排出されるようです。
  • 乳がん発症や再発等のリスクを高めるなど、有害性を示唆する報告があります。
    海外(イタリア)において、閉経後女性を対象に大豆イソフラボン錠剤を150mg/日、5年間、摂取し続けた試験において、子宮内膜増殖症の発症が摂取群で有意に高かったことから、.....

イソフラボンが不足した場合

  • 不足した場合の報告はないようです。また、イソフラボンは必須の栄養素ではありません。

主な食品

  • 緑豆
  • 大豆
  • 味噌
  • 納豆
  • 豆乳
  • 豆腐
  • ガウクルア(プエラリア)
  • 葛の根
  • レッドクローバー

備考

  • 【更年期障害の治療法】更年期障害の治療法には、不足した女性ホルモンを補う「ホルモン補充療法」、漢方薬を服用する「漢方療法」、精神安定剤や抗うつ薬などを使う「薬物療法」、カウンセリングなどによる「心身医学療法」の4つの方法があります。漢方ではホルモン減少に直接関与するものではなく、体を温める血液に注目した療法になります。遣われる漢方薬は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などだそうです。
  • 【漢方では】クズの根を干したものを生薬名葛根(かっこん)と呼ぶ。日本薬局方に収録されている生薬である。発汗作用・鎮痛作用があるとされ、漢方方剤の葛根湯などの原料になる。(出典:Wikipedia)
    → カゼの時に飲む葛根湯。このように、大豆イソフラボンとこれ以外のものとではイソフラボンの働きには大きな違いがあります。

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release: October 21, 2007
update: November 13, 2007

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