「肌荒れ」に関連する成分
カリウム
カリウムはナトリウムと拮抗して、細胞内外のイオンバランスを調整することで浸透圧を一定にしながら、下記のような働きを担っている非常に重要なミネラルです。
- 浸透圧を調整し、体内の水分量調節にも関わる
- 神経細胞(膜)での刺激伝達物質となっている
- 筋肉の弛緩を調節する作用
- 細胞のエネルギー生産に関わる作用
- 腎臓における老廃物の排泄を促す利尿作用
- 一定量以上のカリウムは腎臓でナトリウムの排出に働く
亜鉛
亜鉛はおよそ300種類以上の酵素の活性化に関与している必須のミネラル。亜鉛はミネラルの中でも最も多彩な働きをしているものの1つで、微量元素でありながら生理的に重要な酵素の構成元素としてDNAやタンパク質代謝に働いています。不足すると、妊婦では早産の危険や先天性疾患、男性ではEDなど生殖機能障害の発症原因となります。その他、皮疹、味覚異常、糖尿病、人格障害、気分障害(うつ)、脱毛や粗毛、もろい爪、創傷治療の遅延、成長障害、免疫力低下、食欲不振、乾癬やアトピー性皮膚炎、などさまざまな症状が現れます。
ビタミンB6
ビタミンB6は、タンパク質を作るために欠かせないビタミンです。また、タンパク質を糖質や脂質にする転換する過程や、その逆の過程でも働いていて、ビタミンB6は他のビタミンB群とは違い、アミノ酸の代謝や神経伝達に深く関与しています。およそ100種類の酵素に対しての補酵素として働いており、食べるタンパク質の量に応じて、ビタミンB6も必要量が増加していきます。このようなことから、ビタミンB6は皮膚や粘膜のビタミン・エネルギー代謝のビタミンと呼ばれています。
ナイアシン
ナイアシンは別名ビタミンB3とも呼ばれ、ニコチン酸とニコチンアミドの総称注1です。ヒトの体内では、必須アミノ酸の1つであるトリプトファンとビタミンB2・B6からも肝臓で少量が生合成される他、腸内細菌がトリプトファンからのナイアシン合成を行っています。ナイアシンは、血行を良くし皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあるとされています。
ビタミンB2
ビタミンB2は、「皮膚や粘膜の健康維持」を助けるビタミン、「エネルギー代謝」のビタミンとして知られていますが、以前は成長因子(growth factor)として知られていたことから、かつてはビタミンGとも呼ばれていました。甲状腺ホルモン、皮膚、爪あるいは頭髪をはじめカラダ全体の正常な健康状態の維持に不可欠なビタミンとされ、不足すると口内炎や舌炎や皮膚炎などの症状を生じます。
ビタミンB1
ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変える酵素を助ける補酵素として働きます。ブドウ糖は血液によって全身の細胞に運ばれ、細胞が活動するためのエネルギー源になりますが、ビタミンB1が不足すると、細胞でエネルギーをつくれなくなります。特に神経細胞にとってはブドウ糖が唯一のエネルギー源。このため、ビタミンB1は、中枢神経や末梢神経の機能を正常に保つために必要なビタミンとなっています、
メタボの栄養 基礎知識2008


