「ガン」に関連する成分
ビタミンA メタボ対策にはβカロテン
ビタミンA(レチノール)は、粘膜や表皮などに覆われる皮膚・目・鼻・喉・口や肺・消化器官、いわゆる外界に接している部分の健康維持やアンチエイジングに欠かせません。これはビタミンAが皮膚や粘膜の新陳代謝に関わっているためです。シミやソバカスを防ぎ、疲れ目や視力低下、過酸化脂質を抑制して動脈硬化を予防するなどの効果があります。また、粘膜や表皮が健康に保たれることで外界からの刺激や異物の侵入を防ぎ、免疫系に働くことでガン予防にも役立っていると言われています。ビタミンAは動物性食品に含まれているのですが、メタボ対策では植物性食品にあるβカロテンの摂取に心掛けましょう。
ビタミンC
ビタミンCは、組織や器官をつなぎ合わせる結合組織・血管・皮膚・粘膜・骨に不可欠なコラーゲンの生成に関わり、肌のシミ・そばかす・しわを防ぐ作用や、鉄分の吸収を助けたり、傷ややけどの治りを早くします。さらに多量摂取することで免疫力を高めることや、フリーラジカルを消去する強力な抗酸化作用があり、細胞の老化の他・心筋梗塞・動脈硬化・狭心症・ガン・白内障に効果があると言われています。
葉酸
葉酸はビタミンB群の仲間で、乳酸菌の増殖因子としてホウレンソウの葉から発見されました。葉酸はDNAの生成・修正に大きく関与し、細胞の生成に不可欠な栄養素です。DNAの合成や細胞分裂、ビタミンB12と協力して赤血球の生成、ホモシステインの抑制、動脈硬化の抑制、などに補酵素として働いています。特に成長期の子供や妊婦のように、成長や細胞分裂が盛んなときには特に必要とされる栄養素です。大量に摂取すると痛風にも効果。
クロロゲン酸
クロロゲン酸はコーヒー豆から初めて単離された成分ですが、多くの双子葉植物の種子や葉、中でもナス科・セリ科・キク科などの植物にも含まれています。生コーヒー豆には5から10%と最も多く含まれているポリフェノールのフェノール酸系に分類される色素成分ですが、焙煎された豆にはほとんど含まれていません。ちなみに「クロロ」という言葉は「緑」と「塩素」という二つの意味での使われる接頭語で、たとえばクロロフィル(葉緑素)や、クロロホルム(塩素)のようになります。クロロゲン酸は若干ですが緑がかった色であるため、「緑」の「クロロ」が付けられたようです。
クルクミン
クルクミンは秋ウコンに多く含まれる黄色の色素成分で、秋ウコンから作られる香辛料ターメリック注1の原料にもなっています。クルクミンは強い抗酸化作用を持ち、胆汁分泌促進作用により肝機能の強化やコレステロール低減などによる生活習慣病の予防効果があるといわれています。二日酔いにウコンが効くのも肝臓に働きかけているためです。
イソフラボン(大豆イソフラボン)
イソフラボン(類)は、植物に含まれる抗酸化物質であるポリフェノールのフラボノイド系に属する色素成分です。女性ホルモンに化学構造が似ているため植物性エストロゲンと呼ばれ、その代表格として大豆に含まれる大豆イソフラボンが知られています。更年期障害、生理不順、骨粗しょう症、前立腺ガンなどの改善に効果があるといわれ、更年期の女性に有効なだけでは無く、男性にも有効な成分であると考えられます。
メタボの栄養 基礎知識2008


