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グルコサミン
- 多くの動物の体内では、ひじ・ひざ・腰などの関節でクッションの働きをする軟骨を、健康な状態に保つ役割をしている。激しい運動や肥満、加齢により減少する。工業生産では、甲殻類(えび・かに)の外殻から抽出する。殻からカルシウムやタンパク質を除去してキチンが作られ、更に分解するなどでグルコサミンとなる。
- グルコサミンは、グルコース(ブドウ糖)と、グルタミン(アミノ酸)より合成されるアミノ糖で、糖タンパク質。
- 軟骨組織や関節液にあるコンドロイチンや、ヒアルロン酸の主原料になるものである。もともとグルコサミンはタンパク質と糖を原料に肝臓で合成されるが、その合成能力は、年齢とともに低下していく。
- 体内合成や経口摂取によるグルコサミンは、血液に乗って各臓器に運ばれ、その臓器に適した物質を得るための材料となり、関節の場合には、コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸になる。
- グルコサミンが多数重合したものがキトサン。これには高分子、低分子、水性化など、様々な種類がある。
グルコサミンの効果
- ● 軟骨や皮膚などを再生させる
- ● 関節の炎症を抑え、傷ついた軟骨の修復を促進し、変形性関節症やリウマチの痛みや腫れを改善する
硫酸グルコサミンは変形性股関節症に効果なし
- Annals of Internal Medicine 2008.02.19:変形性股関節症患者に硫酸グルコサミン(グルコサミン・サルフェイト)を2年間投与し、その症状と構造的変化の進行を評価した結果、すべての指標においてプラセボ群との間に差を見いだせなかった。 ... このほかにも、サプリメントによる効果への疑問は過去から多数ある。
- ● ヒアルロン酸には高分子と比較的に低分子のものがあり、高分子とは分子量が100万以上のものを指し、比較的低分子のものでも数十万くらいが一般的。
- ● 薬剤としてのヒアルロン酸は注射薬のみで、経口薬はない。低分子でも分子量が大きく、ヒトは、ヒアルロン酸を分解する酵素を持っていないため、ヒアルロン酸を経口摂取しても吸収できないとされている。食べても患部に届かないため、患部に直接注入することになる。
- ● ヒアルロン酸の材料であるグルコサミンは、食べると体内でヒアルロン酸に生合成されることが既に証明済み。ただし、ヒトの体は、「最も必要とするもの」からつくられていくので、十分な栄養を摂りながらグルコサミンを更に食べることが必要です。
関連:
- 変形性関節症、リウマチ、キチン、キトサン
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